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ホームアイシンクインフォメーション第31回:老後の資金がありません!(2021年)

第31回:老後の資金がありません!(2021年)

こんなところにもプロマネ! 2023.05.24

コロナ禍もようやく一段落となり、マスクを外して生活する人も確実に増えてきました。これで以前のような自由な暮らしを楽しもう…と思っていたところに物価高が(2023年5月現在)直撃中。いつになってもお金の心配は尽きません。海外では物価上昇に呼応して金利も上がりつつありますが、日本ではなかなかそうもいかず。そんなお金にまつわる映画「老後の資金がありません!」を取り上げてみました。われわれの日常も、もちろん仕事であるプロジェクトにおいても、コストを意識することはたいへん大切な視点のひとつです。

いつも通り、まずは映画を振り返りましょう。
主人公の後藤篤子(53歳)は、娘、息子も手を離れ、これから老後資金をためていけるステージに。となったところに、義理の父(夫(56歳)の父)が亡くなったことにより、夫が長男であることから葬儀費用一式を後藤家で支払う羽目になってしまいます。家計を預かる妻としては、厳しい家計の中で出費がかさむ葬式代を全額工面するのは大変厳しい。であるにもかかわらず、夫は自分たちの貯えもろくに知ろうとせず、いざとなったら家を売ればなんとかなる程度の認識。現実には700万円余りの預金をもとに、この先の人生含めてどう過ごしていこうかと頭を悩ませます。ただ、義理の父は老舗の和菓子屋であったこともあり、(義理の母の手前)あまりに貧祖な葬式を上げるわけにもいかず、結局なんだかんだで300万円(!)の葬儀代金を支払うことに。あとで友人と話をしたところ、もっと価格を抑えて実施した例も知って大失敗。さらにこれを機会に義理の母(夫の母)を自宅で面倒を見ることになったのですが、義理の母としてはいままでの生活のレベルを落とせず大出費に。そんな中、篤子自身も契約期間満了ということで仕事を失い、ますます今後の資金繰りがきびしくなってきます。さらにそんな中で夫にも…。

と話がどんどんお金が厳しくなる方向に進んでいくわけなのですが、この映画はある意味そうした話をからめたドタバタコメディー、メインの流れは映画にお任せしましょう。
さて、それでは本題のお仕事、プロジェクトにおける資金の話です。

そもそも、仕事を始める/受注するということは、このくらいの作業が発生する、このくらいのコストで何とか作り上げられるという予算を見積もるところは手順として外せません。当然ながら、この見積もり精度が高ければ、効率よくお金を使えますし、利益にも確実につながる。しかし現実はといえば、計算したとおりにお金を使っても、計算したとおりの成果には結びつかないところがあるのが現実。なのでそうした当初予算(これだけお金をかければできあがる、はず)という費用以外に、必ず万が一のための費用としての予備費を計上しておかなければ、あとあと資金がショートしてしまい最悪の場合にはものができずに資金が尽きてしまう事にもなりかねません。
ただこの「予備費」、要するに、思わぬ出費事態には何でもかんでも出していては、青天井になってしまいます。なので、「こんな最悪のことが起きるかも?と想定しているトラブル用の予備費」として「コンティンジェンシー予備」の準備。とはいえすべてのことが想定できるわけではないので「想定できなかったことでも起きた時用の費用」として「マネジメント予備」の準備と、二種類に分けて積んでおくのです。
想定されたことが起これば、即、想定用の予備予算で対処することにより大きな痛手を残さないように仕事を進める。想定外のことが起こった場合には、上長等と相談しつつマネジメント予備を使って対処をすることによりプロジェクト本体への資金的影響をコントロールしていくことになるわけです。
ここまで読んでこられた方で、過去のこのコラムをお読みの方はお気づきかもしれません。この予備費はリスクと密接にかかわっているわけです。万が一のための費用をどれだけ準備できるか?でもすべてが想定できているわけではないので、その時用の予算も別口で用意する。というのが日常へ与える資金インパクトをうまくコントロールしていくには欠かせない知恵なのです。

映画に戻りましょう。その後も後藤家には様々なトラブルが続き、いよいよ預金は300万円を切るほどに。ただ、確かに家のお金事情は厳しくなりつつあるけれど、お金とは違うところに「楽しい生活」や「幸せ」を感じ始めます。

実際の私たちの日々の生活にかかわる製品が確実に値上がりしはじめています。それにもかかわらず差っ引かれる諸経費はなかなか減らず、他方手取りは思ったほど増えてこない。そんな厳しい時代ではありますが、こうしたプロジェクトマネジメントの考え方を少しでも取り入れることで、突発的な出費に右往左往せずに日々を過ごすすべを取り入れたいものです。この先に人生において起きるリスクとそれに必要となるかもしれない諸経費、あなたは意識してますか?

それではまた次回。

あらゆるお客様の「プロジェクトの成功」をサポートしていくことが、
アイシンクの最大の使命と考えております。

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