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第9回:プログラムマネジメント(最終回として全体のおさらい)

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このコラムも今回で最終となります。プロジェクトマネジメント(PjM)の上位の概念であるプログラムマネジメント(PgM)標準第二版の日本語版が、1年ほど前にPMIより発行されました。このコラムでは、PgM視点で捉えることのメリットや特長を、PjMとの違いに焦点を当てながらトピック的に概説してきました。最終回として、これまでのお話しのポイントをおさらいします。

●プログラムとは:

相互に依存する複数のプロジェクトやその関連業務からなる、上位概念としての集合体或いは領域のこと。

●PjMとPgMの焦点や成功基準の違い:

PjMは個々のプロジェクトとしての「QCD+顧客満足」の達成が主体。
PgMはプログラムとしての「戦略目標+ベネフィットやバリュー」の達成が主体。

●PjMを規定した知識体系PMBOKとのフレームワークの大きな違い:

プログラムでは「戦略性」、「相互依存」、「大規模」、「統合」と言った軸が極めて重要な視点です。その様な視点を具体的に反映させたフレームワークとして、「プログラム・ガバナンス」、「ベネフィット・マネジメント」、「TCOによる財務評価(財務マネジメント)」の3つが特に目を引くものです。この点はPMBOKにはない概念です。プロジェクトを個々にマメネジメントすることでは得られないベネフィットやバリュー創出を実現すること、それがPgMの真髄です。

●プログラム・ガバナンス:

これは、「プログラムの戦略目標達成のために必要かつ適切な方針、組織構造、権限範囲、実施方法やプロセス」を定めたものです。プログラムのライフサイクルを通して、首尾一貫したこの仕組みによって戦略目標と活動結果との整合性を徹底的に保持していきます。プログラムとしてのベネフィット(成果)やバリュー(価値)を確実に生み出していくための、根幹をなす統制の仕組みです。

●ベネフィット・マネジメント:

この概念は、プログラム・ガバナンスに内包されるものです。効果的なプログラム・ガバナンスを実践することによって実現できる大きな要素の一つが、ベネフィットやバリューの創出です。ベネフィット・マネジメントでは、この二つの創出に関することを取扱います。ベネフィットは組織にとり有用な活動や行動としての成果のこと、バリューは生成されたベネフィットが実際の事業の中で活用され結果として実現できたもの、を意味します。「ベネフィット創出」だけでは、プログラム成功とは言えない、との考え方です。「バリュー創出」が成功基準です。

●TCOによる財務評価:

初期費用に止まらず継続的保守や運用コスト、撤収コスト等まで含めた総保有コスト(TCO)の考え方により、プログラムのライフサイクルを考慮した費用対効果分析を行った上で、財務評価をすることが重要です。こうすることで、部分最適ではなく全体最適化への道が開かれます。

●プログラムマネジメントとは:

業務遂行型マネジメント・スタイルから脱却し、一歩進んだ「戦略性」の香りが強いStrategic Managerのもとで、プロジェクトを超えた上位のマネジメント領域を対象として、プロジェクトを個々にマネジメントすることでは得られない、ベネフィットやバリュー創出を実現するフレームワークのこと。企業を脱皮、進化させ、競争優位を確保するために有効な先進の取り組みです。また、昨今の複雑化し不確実性の高いプロジェクト環境においては、プロジェクト・マネジャーにとっても少なくともPgM視点で見た融合や整合性を意識する必要が求められる時代が到来している、と言えるのではないでしょうか。

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