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ホームアイシンクインフォメーション第5回:プログラムマネジメント(プログラム視点でのリスクとは)

第5回:プログラムマネジメント(プログラム視点でのリスクとは)

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第5号の今回では、プログラムのリスクについて考察してみましょう。プロジェクト視点でのリスクにはない、幾つかの大切なマネジメント・ポイントがあります。

●プロジェクト・リスクとの3つの大きな違い

まず第一に比較的短期間に扱うプロジェクト・リスクと異なり、プログラム・リスクでは長期のライフサイクルを対象としているため、遠い将来にそのリスクが発生する可能性があります。プログラムでは、プロジェクト間の相互依存性が重要でした。従いプロジェクト間相互作用に起因するリスク発生を考慮し、その相互依存の影響度分析を欠かしてはならないことが第二の特長です。第三番目として、プロジェクト間を貫くあるいは横断する全体プログラム・レベルのリスク発生を考えなければならない点です。次の例でプログラム視点のリスクを考えてみましょう。

●エレクトロニクス製品群の事業拡大構想を実現するプログラムの例

製品群におけるある要素技術は共通であったため、まとめて一つの開発プロジェクトで対応、また新たな機種も含め数種類からなる各機種については、個人向けから企業向けレベルまで利用者要件がかなり異なるため、機種毎の開発プロジェクト体制での実施であった。更に、全機種のうち幾つかの機種については、外部へ特注したカスタムIC搭載の共通電子部品を使用、そのカスタムICの調達先は社の調達コスト削減目的で一社に絞っていたという状況を想定し、以下の3つの視点でプログラム・リスクを検討してみましょう。

●プログラム視点でのリスク(3つの視点の例)

第一の視点:
2年前のリーマン・ショックが世界を震撼、その際各ICメーカーは設備削減、その後の市況回復に伴い逆にIC需給が逼迫。この外的要因の結果として、特注品のカスタムICの必要量が調達不能の可能性、更に調達先を一社に絞ってしまったため、他社からの代替調達も直ぐにはできず、結局該当機種の市場投入時期遅延や量産体制調整となるリスク発生の可能性があります。この様に、2年も前の状況が根幹となり将来のリスク発生に繋がります。

第二の視点:
このカスタムIC搭載の共通電子部品の調達が安定し必要量が確保されるまで、どの機種向けに優先使用するか、該当プロジェクト間での相互作用リスクが発生します。

第三の視点:
例えば全体に共通の要素技術に必要な組み込みソフトの性能達成時期遅延による各機種市場投入時期遅延に伴って採算見直しを余儀なくされると言った、重大なプログラム・レベルのリスクを考慮することが肝要です。

プログラム・リスクではまた、

  • 多くのプロジェクトに影響するリスクは何か?、その程度はどの位か?
  • 多くのリスクにさらされているプロジェクトはどれか?、その程度はどの位か?

と言った点の分析や把握を行い重点管理を実施することになります。

次号では、また別のトピックを紹介しましょう。

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