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第17回:コミュニケーションの「北風と太陽」 

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だんだん日差しが力強くなり、春を満喫できる季節になってきましたね。
北風に身を縮める必要がなくなっただけで、体はずいぶんストレスが減る気がします。

ところで、みなさんは誰かに行動を変えてほしいとき、「北風」と「太陽」、どちらで臨んでいらっしゃるでしょうか?

先日のアサーション講座でのロールプレイで、こんなことがありました。

Aさんはある輸送業の新人教育の担当者でした。身だしなみから振る舞いまで、「合格」が出ないと現場に出さないという徹底ぶりです。

その新人たちの中で、優秀でひときわ早く合格したBさんがいたのですが、Bさんは安心してしまったのか、他の仲間が合格できずに苦労しているのに知らんぷり、最初にできていたことも後で再テストするとできなくなっていたという始末でした。

Aさんは怒り心頭、Bさんにかなりの剣幕で「指導」したとのこと。
実際にロールプレイでそのときのことを再現してもらうと、はたで聞いている私たちまで身がすくみそうな迫力でした。

「チームワークが求められる仕事なのに自分さえよければいいという態度は最低だ」
「このままでは安全のためにも現場に出せない」

…などなど、あふれるパッションのままにどどどどっと口にしている、というのがAさんの「指導」の仕方でした。

はたして、ロールプレイの相手の反応は…

「とにかく怒られているということで頭がいっぱいでした。頭が真っ白になっちゃいました」

あれれ、こんなに言葉を尽くしたのに、どうやら肝心の中身は全く届いていない様子。
Aさんは熱意あふれる指導者なのに、何がまずかったのでしょうか?

まずその伝え方です。

責める、脅す、怒鳴る、まくしたてる…。これを私は「北風」と呼んでいます。
どれも思わずコートの襟を立てるように、身を守りたくなる伝え方ですね。
相手は刃のような言葉で傷つけられないよう耳をふさぎ、肝心のメッセージは届いていきません。

さらにAさんは、「~すべき」という道理をもって相手を説得しようとしてします。

確かにAさんの言うことに道理が通っているのは間違いありません。
ですが、私たちは「感動(感じて動く)」はしても、「理動(理屈で動く)」ということはないのです。

ロジックでこられると、頭ではわかるが心が動かない、そんな経験は皆さんもお持ちですよね?

では何を伝えられたら私たちは「感動」できるのか?

それは伝え手の「感情」です。

あなたがその人に「言わねばならぬ」と思う気持ちがあるなら、そこには必ず「感情」が伴っているはずです。

私はAさんに、「どうしてこのことを言わねばと思ったのか」を尋ねてみました。最初は「~べきだから」といった道理・論理で説明していたAさんでしたが、食い下がって聞いていくと、やっと出てきたのです。

「優秀なBさんが、他の仲間を助けようとしない様子を見て悲しかった」

そうです、この「悲しかった」という感情こそ、相手に伝えてほしいことなのです。

このように伝えられたなら、あなたはどう感じますか?

きっと、「ああ、この人の期待を裏切ってしまった。これからはもっとしっかりやらねば!」と思うのではありませんか?
これがまさに自分からコートを脱がせるような、「太陽」の言葉と私は思っています。

このように、感情をオープンにする、というのがアサーションに何より求められることです。

辛い、苦しい、困っている、不満だ、ショックだった、悲しかった…といった、素の言葉が、何より相手に「変わらなきゃ」という気持ちを起こさせるのです。

このような言葉を口にするのは勇気が要ります。自分の弱みをさらすようですし、ビジネスの場にそぐわないような気がするかもしれません。

でも、私たちはビジネスマンの役割をこなしていても、中身は人間です。相手の心に届く対話がしたいなら、こちらも心をさらすことが必要なのです。

実際、この「感情」を口にできると、自分自身がとても楽になります。無理をしていた自分や、怒りの陰に隠れた傷ついている自分に気づくことがあります。

なにより、相手が「私のためにそこまでさらしてくれてありがとう」という気持ちになるのです。言いにくいことを言ってくれた相手に感謝の念が湧いてくるのです。

さあ、4月も終われば皆さんの職場にも新人がやってくるかもしれません。
ぜひ、北風ではなく太陽で、熱い指導をお願いいたします!

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