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第15回:気になっていることを「口に」しよう 

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皆さんは、気になっていることを、きちんと「口にして」いますか?

たとえば貧乏ゆすりをする同僚があなたの近くにいたとしましょう。
あなたは「うわ、また始まったよ」とイライラ、でも当人は無意識だろうから言いにくい。さぁ困りましたね。

先日アサーション講座では、この「貧乏ゆすりをしている同僚に一言注意する」というテーマで、受講生の皆さんにチャレンジしてもらいました。

貧乏ゆすりをスタートさせた隣の人に、さあ、一言…。

  • Aさん:「咳払い」をゴホンゴホン。
  • Bさん:「おや、地震かな?」
  • Cさん:「ねえ、うるさいんだけど」

みなさん、なかなかユニークな方法でアプローチされますね。

相手役の人の感想は、AさんとBさんについては「何が言いたいのかわからず」、Cさんについては「カチンときた」というものでした。

うーん、難しいですね。

しかし、こうなるからと言って、我慢し続けるという選択をした際は、あなたはきっと心の中でこうつぶやき続けます。

「なんで気づかないのかなぁ、この人」
「も~こんなに我慢してあげているのに」

そしてその人が何気なく声をかけてきたようなときには、「なんですか?!」といきなり怒っている対応を取ってしまうのです。

伝える努力を怠ると、勝手に相手に対するイメージはどんどん悪くなり、相手からも「なんなのこの人」と思われる対応をとってしまい、双方が嫌な感情を抱いてしまうこととなります。

このようなイライラに対して、我慢するばかりでなく、建設的に対処できてこそ、あなたの精神状態を良好に保ち、周囲の人間関係も良いものへと導くことができます。

さて、この貧乏ゆすりの件では、以下の点を言葉にすることを念頭において、セリフを少々考えてみてください。

  1. 事実を伝える
  2. 自分の気持ちを伝える
  3. 要求・提案を伝える

さあ、お考えいただけましたか?

たとえばこんなセリフです。

「すみません○○さん、実は先ほどから○○さんが足をゆすっているのが目に入ってしまい(事実)、そちらに気がとられて集中できずに困っています(気持ち)。」

こう言われた相手は、十中八九このように答えてくれます。

「あっ、ごめんね、気づかなかったよ。悪かったね。」

そうしたらこのような返答で引き継ぐとよいでしょう。

「そうですよね、無意識のことでしょうから、今後も気になったときはお伝えさせていただいてもよいでしょうか?(要求・提案)」

こうやって伝えてもらったあと、実際のロールプレイでも、相手役の人からはこんな言葉が自然にこぼれていました。

「言ってもらってよかったよ。ありがとう」

きちんと口にしたことで、相手から感謝されることもあるのがアサーティブなコミュニケーションです。

そのほかのイライラに対しても、言葉にトゲが含まれていないか(相手を責める気持ちがないか)に注意しながら、(1)~(3)のポイントを伝えてみると、大体うまくいくと思います。

そうしてイライラに対してまっすぐ向き合って対処したときには、皆さんの中に「建設的に対処できた自分に対する誇り」も芽生えているに違いありません。

きちんと口にすることはWIN-WINをもたらします。

みなさんも、勇気をもって「口に出して」みませんか。

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