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ホームアイシンクインフォメーション第33回:デスノート the Last name(2006年)

第33回:デスノート the Last name(2006年)

こんなところにもプロマネ! 2023.09.21

日本の漫画は、時にはハリウッド映画の原作として取り上げられるくらいの面白さのクオリティを持っているのは皆さんもご存じの通り。今回はそんな漫画原作の「デスノート」を題材として取り上げてみました。
多くの方がご存じの通り、顔と名前を知られたその人の名前を、そのノートに書かれてしまうと死んでしまうという悪魔の道具、デスノート。夢物語ではあるのですがそれと仕事の間に、どのような関連があるのでしょうか?

すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、軽くストーリーをおさらいしておきます。

主人公、夜神月(やがみらいと)が、ある日、不思議なノートを拾います。そこには、ノートのルールとして「ここに名前を書かれた人物は死に至る」といった事が記載されています。そんな不可思議なことは冗談だろうと受け止めていました。が、ニュースで見た理不尽にも見える犯罪者の名前をノートに書いてみたところ、次の日の新聞で突然死したことを知り驚きます。このノートは本当に人を殺すことができるかもしれない。
最初は半信半疑でも、いろいろと試すことによって、本当にこのノートが文字通りの効力をあらわすことがわかってきます。夜神月自身、驚くとともにある思いを抱きます。このノートを使えば、この世の犯罪を根絶し、善人だけの世界を構築することができるのではないか?こうした神の力(悪魔の力)を手にした夜神月が、様々な行動に出ます。
と、このデスノートというツールを用いて、様々な人々が交錯する映画。漫画で読まれた方もいらっしゃると思います。アニメも作られましたね。

この主人公、夜神月が目指した「犯罪者を根絶した世界」。これは別の言葉で言い換えるなら、夜神月が目指した、彼が思うところの「理想の世界」「あるべき世界」ではないでしょうか。こうしたあるべき世界を、ビジネスの世界では「ビジョン」と呼ぶことがあります。
昨今の各会社がお持ちの自社ホームページには、会社沿革、事業内容などとともに、会社としてのビジョンが記載されているところも多くあります。
現場で働いてらっしゃる方としては、自分の目の前に掲げられた「いついつまでに、これを成し遂げろ」というプロジェクトで精いっぱいのところはあるかもしれません。ですが、この仕事が突然、ポロっと生まれるわけではないですよね。それは、会社としてこんな世界を作りたい、と創業者等が設立理念を語り、そのためにこのような事業に邁進していくんだと事業内容を構築。さらにそれら事業を運営するために各部署が設定され、その部署の仕事として今の「プロジェクト」に落とし込まれている、と考えられるはず。その「うちの会社として、こんな世界、こんな社会を作りたい」にあたるのが、会社としてのビジョン。これを具体的に現場に落とし込んできた結果として、あなたの目の前の仕事「プロジェクト」が動いているわけです。なので目の前のプロジェクトも、突き詰めて考えていくと、この会社の「ビジョン」につながっていることを意識することは、会社組織として同じ方向性を保つためにはとても重要な概念ととらえられています。

映画に戻りましょう。
夜神月が目指した「犯罪者を根絶した世界」。決して間違っているとは言えませんが、それが「彼の独善的な善」や「彼の独善的な方法」に基づいて運用されてしまっては、理不尽に思う人が出てきてもおかしくないでしょう。ある意味では正しいかもしれないけれどそこへ到達するためのやり方や、方法が、倫理的でなかったり道徳的でないおかしなやり方をする独裁者となってしまっては、社会全体としては結果的に困った存在でしかありません。そんな独善的かつ絶対的な力と、どう戦うのか?が映画の面白さを醸し出します。

皆さんも、現実には目の前の仕事に忙殺されがちな人がいらっしゃると思います。そんな中で、どうしてうちの会社ではこれを仕事としてやっているのか、といったことがふと頭をよぎる事があるかもしれません。そんな時に今一度、自社のビジョンってなんだったっけ?と振り返ってみるのも良いかもしれませんよ。
それではまた。

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