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ホームアイシンクインフォメーション第26回:おと・な・り(2009年)

第26回:おと・な・り(2009年)

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みなさんは、どのような方々と仕事をされていらっしゃるでしょうか?一人で黙々と書類や何かを作り上げる?何人かでワイワイと議論を戦わせながら成果を生み出す?それぞれにそれぞれの仕事の仕方があり、その中で関係してくる方も様々。今回は、そんな関係する方々にフォーカスしたいと思います。

野島聡は腕利きのカメラマン。ある人気モデルの写真集出版を機に、仕事がひっきりなしに舞い込みます。が、実は本当に自分の撮りたい被写体は人ではなく自然。なので近々海外の自然を撮りに行こうと画策しています。

彼が住むアパートは間取り的にはすっきりしていて使いやすいものの、築年数が経っているせいか、お隣の生活音が筒抜けです。ということは逆に、こちらの音もお隣に漏れています。隣の音が気になりながら、隣への音を気にしながら生活する日々。しかし都会にありがちな話で、お隣の方の顔を見たことはまだ一度もありません。聞こえてくるのは生活音のみ。そういえばフランス語の会話練習?も聞こえてきます。

登川七緒は花屋勤めの女性。フラワーデザインを勉強しながら、同時にフランスへの留学も準備しており、留学目前。自分の目指すところへ向かって一生懸命に生きる毎日。そう、隣に住んでいるのは彼女です。
カメラマンと花屋勤めの女性。物語の中でこの二人のドラマティックな交錯が…なんてのは基本的にはありません。ただ隣に住む二人は、互いに聞こえる壁の向こうの音だけに惹かれていきます。

さて、映画の話はいったんおいておいて、現実の仕事に戻りましょう。
仕事において、誰ひとり他人が関わらない、などということはほぼ皆無。必ずその仕事を期待する人、例えば上司や部署、発注元のお客様がいらっしゃるのが普通でしょう。そしてその仕事を成し遂げるために、一人で作業をすることもありますが、何人かのメンバーで仕事をしたり、様々な会社の部署や、関係会社の方々とともに仕事を遂行していくのが常。
そういう、様々なかかわりを持つ方々をどう呼ぶかと言えば、「ステークホルダー」というとらえ方をします。日本語では「利害関係者」と呼ぶこともあります。

この言葉を見てお分かりの通り、「利害関係者」ですから、「利」も「害」もどちらにおいても関係する方々がステークホルダー。しかしそんなことを言いだせば、(ひどい屁理屈ですが)地球上の誰もが利害関係者になるだろう、と拡大解釈もできないわけではありません。しかしそんなところまでいつもいつも考えをめぐらして仕事を回していては埒が明かない。なので、現実的には「一次ステークホルダー(その仕事や契約で、つながっている方々)」と「二次ステークホルダー(一次ステークホルダー以外)」という分け方をし、基本的に一次ステークホルダーを中心に、その方々の満足度を上げていくことを主として仕事を進めていくことになります。そう、皆さん方のご想像の通り日ごろ皆さんが使っていらっしゃるかもしれない「ステークホルダー」は、より詳しく言えば「一次ステークホルダー」になるととらえていただければよいでしょう。こうしたステークホルダーと密にコミュニケーションをとりながら、仕事を微調整しながら、満足いただける成果や価値を生み出すのが、みなさんのお仕事のはずなのです。

と、ここでまた映画の話に戻りましょう。

気づいた方もいらっしゃるのではないですか?そう、この映画の中のカメラマン、野島聡と花屋の店員である登川七緒は、生活音は聞こえるものの、それ以外はまだ何もつながっていません。いわば人生において、仕事において、互いに二次ステークホルダー的関係性しかありません。
しかし、そこから物語は展開していきます(でないと映画になりませんしね)。野島は野島の日々の生活、仕事の中で変化が生まれます。登川も同じく、日々の生活の中でちょっとしたサプライズがあり、今までとは違う変化が生じます。そんな互いの小さな変化の中、日々何も関係ないと思っていたこの二人が、アパートとは関係のないことでつながりを生じます。それがきっかけで二人の関係が絡まり始めます。そのキーとなるのが、実在したバンド、はっぴいえんどの楽曲「風をあつめて」。このやわらかなメロディが重要な役割を果たします。実は映画の最初のあたりから何度も口ずさまれ、繰り返し繰り返し出てきます。1970年代のバンドの楽曲と古いといえば古い曲なのですが、松本隆作詞、細野晴臣作曲、となるとちょっと気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

なにかすごいアクションがある映画ではありません。劇的なラブストーリーもありません。本当に小さな、フワッとした、どこにでもありそうな小さな日常が描かれた映画。それが今回の「おと・な・り」です。隣の生活音に「聞き耳を立てる」とか「盗み聞きする」といった悪い印象は全くと言って抱かせないような、逆にとても清潔感のある映画です。最後に二人の関係性はどんな結末を迎えるのか?

主役はV6の岡田准一。ヒロイン役は麻生久美子。となると、これだけで興味を惹かれる方もいるのではないでしょうか?ありふれた日常、でも何かのきっかけで変わるかもしれない日常。たまにはこんな映画で、コロナ禍で疲れた心を少しだけ癒してみるのはいかがでしょうか?

それではまた次回。

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