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第73回:1年があっという間に過ぎるわけ 

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さて今年もあとわずかですね。 私は本当に、驚くほど、1年があっという間に過ぎてしまいました。

ところで昨日、私は年賀状を書いていました。
自宅にプリンタ―がないために、いまだに手書きなのですが…

実は、表面の宛名を書いているときに、ちょっとした感動があったのです。

最近字を書くことが少なくなったせいでしょうか。
自分の手が、すいすいと動いて字を書いていく感触が、楽しくて仕方がなかったのです。
何も考えず「ただ集中して字を書く」という行為に、久しぶりの充実感を覚えたのでした。

一方で、裏面のメッセージを書くときは、なかなかに心は乱れます。
「しまった、また会わないままに1年が過ぎてしまった…」とか、
「去年とまったく同じ抱負を書いていたらどうしよう…」とか、
「う~ん、来年こそはパッとした1年にしないと…」とか 笑

あれこれやろうと思いつつできなかった自分や、思い通りに進んでいない現状に苛立ちを覚えたり、「来年こそはあれもこれもやらなきゃ…」と焦りを感じてみたり。
過去や未来を考え出すと、心は千々に乱れます。

実はこの「表面」と「裏面」の書くときの心境の違いは、いま心理業界で注目が高まっている「マインドフルネス」という心のあり方からも説明できます。

「表面」を書いているときの心境は、「マインドフル=here and now」な心のあり方です。
瞬間瞬間に注意を向け、ただ受け入れている心のありようです。

一方、裏面を書いているときの心境は、「マインドレス=心ここにあらず」な心のあり方です。
「どうしてこんなふうにしか過ごせなかったんだろう」と過去を悔やんだり、「こうしなきゃマズイ」と未来を案じるなど、目の前のことからは隔たった抽象的な事項に占められている心のありようです。

私たちは良く生きたいがために、「解決すべき問題」に注意の焦点を合わせがちです。
理想と現実のギャップに目を留め、決して満足せずに、やるべきことを次々と見つけ出してきます。

いつも別のどこかに到達することで頭がいっぱいで、「これ(卒業、就職、仕事、ローン返済、結婚、育児 etc.)を終えたら初めて安らげる」と考えていますが、常に「これ」は新しいものにとって代わられます。

そうすると、目の前で展開されている瞬間瞬間を取りこぼしてしまい、充実や満足を感じることなく、人生は滑るように過ぎていってしまいます。(だから1年もあっという間に過ぎてしまうんですよね…)。

この年末年始は、1年を振り返り、1年の計を立てることも大事ですが、ぜひスピードダウンして、「今」の瞬間も大事に味わってみてください。

ご飯を食べる瞬間を大事にすることが、おすすめの方法です。
「考え事をしていて、気づいたら食べ終わっていた」というマインドレスな食べ方から、一口一口に注意を向けるマインドフルな食べ方に少しだけトライしてみてください。

きっと普段は取りこぼしていた、満足感や安らぎを味わえることと思いますよ!

(第24回:「『余計なことを考えない』スキル」もご参考に!)

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