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「WE THINK」 【特別対談】激変の時代を勝ち抜く「キャプテンシー」とは?
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アルバルク東京×アイシンクが語る、組織とプロジェクトを成功へ導く羅針盤

不確実性が高く、環境が激しく変化する現代。これはビジネスの現場だけでなく、プロスポーツの世界でも全く同じです。既存のやり方に固執していては、変化の荒波に飲み込まれてしまいます。 激変するBリーグの中で常に未来を切り拓き、常勝を目指して来たクラブ「アルバルク東京」。そして、不確実なビジネス社会で数々のプロジェクトを成功へと導いてきた「アイシンク株式会社」。

両者が行き着いた組織論の答えは同じ。今、組織に必要なのは、指示を出すだけの「傍観者」ではなく、メンバーと同じ船に乗り、確固たる進路を示す「キャプテン」の存在です。

今回は、アルバルク東京の取締役であり、選手時代には長年キャプテンとしてチームを率いた正中岳城氏と、アイシンク株式会社の代表取締役社長である伊藤による、スポーツとビジネスの枠を超えた対談をお届けします。

伊藤健太郎代表

アイシンク株式会社 代表取締役 伊藤健太郎

福岡市生まれ。
九州大学大学院(機械工学専攻)を修了後、日本鋼管株式会社(NKK、現JFEエンジニアリング株式会社)にて船用PCエンジンの製造、環境プラントの国内・海外プロジェクトに従事。2000年5月アイシンク株式会社創立。

正中岳城取締役

アルバルク東京 取締役 正中岳城

アルバルク東京で2020年まで選手として13季プレーし、名キャプテンとしても活躍。背番号7は引退後、永久欠番に。
選手時代は、トヨタ自動車の社員選手として競技と仕事を両立して活動、引退後は渉外広報本部にて勤務。
2024年9月からトヨタアルバルク東京株式会社に出向、クラブ事業に携わり、現在は取締役。

組織論・リーダーシップの価値観

伊藤健太郎代表

伊藤代表

正中さん、本日はよろしくお願いいたします。私たちアイシンクは、プロジェクトマネジメント(PM)のコンサルティングや、企業の人材育成を支援しています。2025-26シーズンもオフィシャルパートナーとして支援させていただきましたが、その背景はアルバルク東京様が持つ「組織論」や「リーダーシップへの価値観」に深く共鳴しているからです。

正中岳城取締役

正中取締役

伊藤社長、こちらこそよろしくお願いいたします。そう言っていただけると非常に嬉しいです。私たちのクラブは、コート上での勝利はもちろんですが、ビジネス・事業としても「どうあるべきか」という組織としての姿勢をとても大切にしています。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

ビジネスの世界では今、環境の変化が早すぎて、最初にガチガチの計画を作ってもその通りに進まないことが日常茶飯事です。その中で、短い時間軸で状況を判断し、臨機応変に結果を出していくバスケットボールの「スピード感」や「柔軟性」は、まさに現代のビジネスに求められるプロジェクトマネジメントそのものだと感じています。

正中岳城取締役

正中取締役

おっしゃる通りですね。バスケは24秒という短い時間の中で攻撃を組み立て、目まぐるしく攻守が入れ替わります。決まった戦術をただなぞるのではなく、その瞬間ごとの変化に対応する。この臨機応変さやスピード感こそが、私たちの強みでもあります。アイシンク様がビジネス現場で培われてきた「不確実性への対応力」と、私たちの「コート上の戦い」には、根底で通じ合うものが確実にありますね。

当事者意識と「運命共同体」のマインド

伊藤健太郎代表

伊藤代表

正中さんは選手時代、2007年に入社されてから13年間の現役生活のうち、なんと10年間もキャプテンを務められました。アルバルク東京(当時はトヨタ自動車)といえば、リーグ屈指の「常勝軍団」ですが、その強烈なカルチャーやDNAは、どのように作られ、引き継がれてきたのでしょうか。

正中岳城取締役

正中取締役

私が入社した前年は、チームが2冠(天皇杯・リーグ優勝)を達成した直後でした。当時のチームの拠り所は、外国人コーチによる強度の高いプレーの要求と、それを徹底的に落とし込んだ「管理バスケ」、そして個々の高いタレント性でした。私はそのトップチームの一員になりたい一心で飛び込んだのですが、歴史を紐解くと、最初からずっと強かったわけではないんです。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

最初から常勝だったわけではない、と。

正中岳城取締役

正中取締役

はい。会社(トヨタ自動車)の部活動として1948年に創部され、こんにちまで長く続いてきた歴史があります。その中で、自分たちに足りないものがあれば、国内でいち早く外国籍のコーチを招聘したり、海外のプレースタイルを取り入れたりして、自ら変革を促してきました。単に「強い選手が集まった」から勝てたのではなく、常に「自分たちの殻を破る変革」を繰り返してきたからこそ、常勝のカルチャーが根付いたのだと思います。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

そのお話は、企業における組織づくりや人材育成においても非常に示唆に富んでいますね。多くの企業が「過去の成功体験」にしがみついて変化をおそれる中、アルバルク東京は常に自らを変革してきた。それには選手一人ひとりが「チームを勝たせるのは自分だ」という強烈な当事者意識、いわばチームと自分が「運命共同体」であるというマインドを持つことが大切と思いますが、いかがでしょうか。

正中岳城取締役

正中取締役

まさにそうです。バスケはフロアにおいては5人で戦いますが、試合全体では12人がメンバー登録されます。全員が高い品質を維持し、同じ強度でプレーの再現性を高めなければ、長いシーズンを成長しながら勝ち抜くことはできません。「5人のスター選手」だけでは、絶対に常勝軍団にはなれないんです。全員が当事者として目標・目的に対して同じ方向を向く。これが私たちのDNAです。

現場でのコミュニケーション・「率いる」リーダーシップのリアル

伊藤健太郎代表

伊藤代表

「5人のスターだけでは勝てない、全員の品質を揃える」というお話、耳が痛い企業経営者も多いかもしれません。ビジネスでも、優秀なプロジェクトマネージャーが1人いても、チーム全体の当事者意識が低ければプロジェクトは破綻します。では、実際の試合という「現場」において、正中さんは指示待ちではない「率いるリーダーシップ」をどのように発揮されていたのですか?

正中岳城取締役

正中取締役

戦術や戦略を事前にしっかりと構築し、理解することは大前提です。しかし、いざ試合が始まれば、相手もこちらの戦術を潰しにかかってきます。そのフロア(コート)上で起きている状況を瞬時に理解し、戦術を超えた「局面の打開」を誰がどう行うか。ここで活きるのがフロア上のリーダーです。もし選手が「ベンチのコーチの指示待ち」になってしまったら、その時点で答えを出せずに後手に回ってしまいます。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

机上の空論が通用しない場面で、いかに主体的に動けるか、ですね。PMの世界でも、計画(戦術)通りにいかなくなった瞬間、メンバーが「指示待ちの傍観者」になるとプロジェクトは炎上します。

正中岳城取締役

正中取締役

そうなんです。だからこそフロアにいるメンバーが状況を共有し、互いの「意図」を理解し合わなければなりません。例えば、あるマッチアップで「ここが相手の弱点だ」と判断したら、5人が瞬時にその意図を汲んでそこを徹底的に攻め立てる。これは日々、強度の高いトレーニングを重ね、お互いの信頼関係と判断の基準を「体に染み込ませて」いるからこそできることです。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

なるほど。リーダーがただ大声で指示を出すのではなく、メンバー全員が状況を判断できる「共通の基準」を日頃から刷り込む。だからこそ、現場での自律的な打開が生まれるわけですね。これは企業の「現場力」を高める人材育成そのものです。

激変する環境を生き抜く「変化を恐れない覚悟」

伊藤健太郎代表

伊藤代表

現在、Bリーグは「B.革新」と呼ばれる大きなリーグ構造の改革期を迎えているかと思います。入場者数やアリーナの要件、売上高など、クラブ運営のあらゆる面でこれまでにない高い基準が求められ、まさに激変の荒波の中にあります。この環境変化に対して、アルバルク東京という組織はどのように立ち向かおうとしているのでしょうか。

正中岳城取締役

正中取締役

これまでのBリーグに参戦した10年間、私たちはプロクラブとしての基盤を固め、ファンベースを拡大し、代々木第一体育館への移転、そして新たなアリーナ建設の推進など、外的な環境変化に対応するために必死で進んできました。そして今、9月の新リーグ開幕に向けて、参戦要件をクリアし、クラブとしても新たなスタートラインに立っています。

しかし、この参戦や開幕を目指し、ここで満足してしまっては、組織の成長は止まってしまいます。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

変化の激しい時代において、「変わらないこと」「現状維持」は、ビジネスにおいては「退化・低下」を意味します。周りが進化している以上、立ち止まることは相対的に落ちていくことですからね。

正中岳城取締役

正中取締役

まさに伊藤社長のおっしゃる通りで、環境が変わる以上、私たち自身も変わり続けなければなりません。相手(競合)も成長するし、リーグ全体のレベルも上がっています。その中で私たちが目指すべきは、単に「要件を満たしたから一安心」ではなく、クラブとしての成長を続けていくために新しい価値を求め、社会に対して存在感を示すことができるかです。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

その「変化を恐れずに突き進む覚悟」こそが、今、日本のビジネス界にもっとも必要かもしれません。不確実な状況を恐れて計画を先延ばしにするのではなく、荒波を前提として、自分たちがどこへ向かうのかという「羅針盤」をキャプテンがしっかりと示す。その覚悟が、組織を次のステージへ引き上げる原動力になりますね。

アルバルク東京・アイシンクのビジョン

伊藤健太郎代表

伊藤代表

アルバルク東京様が目指す次なるビジョン、そしてファンやメンバーに示す「確信ある進路」とは、具体的にどのようなものでしょうか。

正中岳城取締役

正中取締役

私たちは「WE(ウィー)」というクラブスローガンを掲げています。これはクラブが、ファンの皆さん、パートナーの皆さん、地域の皆さんと一緒に「We(私たちみんな)」で大きな仲間としてつながり、可能性を広げていきたいという精神と想いが込められています。私たちが目指すのは、単に試合に勝つことだけではありません。新アリーナを起点として、足を運んでくださった方々に素晴らしい観戦体験を通じて、「熱狂」や「愛着」を感じていただき、そして「一生の記憶に残るシーン」をともにしていきたいと考えています。

幼い頃に父親とアリーナで見た感動的なシーンを、大人になった自分がまた子どもを連れて見に来る。そんな世代を超えた「思い出」や「記憶」の循環を生み出す起点となるアリーナやクラブとなっていきたいと考えています。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

素晴らしいビジョンです。正中さんがおっしゃる「WE」の精神、そして現場で戦う「キャプテンの覚悟」は、まさに私たちが2026年度リリースしたばかりの新サービス【プロジェクトキャプテン360(サンロクマル)】が目指す世界観と一致しているように感じます。

正中岳城取締役

正中取締役

【プロジェクトキャプテン360(サンロクマル)】は具体的にはどのようなサービスでしょうか。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

多くのビジネス現場では、プロジェクトが始まっても、指示を出すだけの「傍観者マネージャー」が多く、メンバーが迷走してしまいます。そこで私たちは、プロジェクトの「はじめから終わりまで」、船を率いる『キャプテン(船長)』のサポートとして全方位(360度)伴走しながら、企業のプロジェクトが成功する仕組みを定着させるためのサービスです。
単なるアドバイスや検証を行うコンサルタントや研修の提供だけではなく、お客様の組織の中に深く入り込み、当事者としてプロジェクトメンバーの「覚悟」を醸成し、一緒に進路を切り拓いていく。そんなビジョンのもとリリースしました。

正中岳城取締役

正中取締役

「船に乗り、一緒に嵐を乗り越える」存在である『キャプテン』。ビジネスでも、人任せではなく、「覚悟」を持って引っ張っていく存在でありたいですね。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

そうなんです。技術的なPMの手法だけでなく、チーム全員が「成功の味(成功体験)」を知り、自信をつけて自立していけるまでを総合的に支援します。
アルバルク東京の選手たちが、お互いの意図を信じて局面を打開していくように、ビジネスチームにもその「現場力」を植え付ける。それが、このサービスの狙いです。

日本のビジネス界に、もっと「キャプテン」を

正中岳城取締役

正中取締役

今の日本のビジネス界を見渡すと、高い技術や素晴らしいアセットを持った企業がたくさんあると感じます。でも、それをどう繋ぎ、どう動かすかという「マネジメント」や「キャプテンシー」の部分で苦戦している組織も多いのではないでしょうか。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

本当におっしゃる通りです。日本企業には素晴らしいポテンシャルがあります。だからこそ、環境のせいにしたり、上からの指示を待ったりするのではなく、「自分がこのプロジェクトをやり遂げるんだ」という強い覚悟を持ったビジネスキャプテンがもっと増えれば、日本全体がもっと熱狂し、世界で勝てる組織に生まれ変わると信じています。

正中岳城取締役

正中取締役

私たちアルバルク東京も、コート上、そして事業において、常にそのキャプテンシーを示し続ける存在でありたいと思っています。アイシンク様が【プロジェクトキャプテン360】を通じて、多くのビジネス現場にその精神を届けていかれることを、「キャプテンシー」を重んじるパートナーとして心から応援しています。

伊藤健太郎代表

伊藤代表

ありがとうございます。アルバルク東京様がコートや経営で示されている輝かしいキャプテンシーを、私たちはプロジェクトマネジメントを通じて日本の多くのビジネス現場に届けていきます。
お互いに高め合い、共に日本を熱狂させるパートナーとして、これからも突き進んでいきましょう!

アルバルク東京 ロゴ

アルバルク東京について

アルバルク東京は、東京を活動エリアとするB.LEAGUE B1所属のプロバスケットボールクラブです。
1948年、前身となるトヨタ自動車株式会社男子バスケットボール部として創部以来、トップリーグ制覇4回、天皇杯制覇2回を誇り、2016年Bリーグ発足後もリーグ連覇、日本のクラブで初めてアジア制覇を成し遂げました。
また、ホームゲームでは試合以外も楽しめる非日常のエンターテインメントを提供しており、クラブ主管試合最多入場者数記録を7度更新、多くの方に来場いただいています。
さらに、2025-26シーズンからは、江東区青海にオープンした「TOYOTA ARENA TOKYO」をホームアリーナとし、さらなる新しい観戦体験の提供を追求していきます。

あらゆるお客様の「プロジェクトの成功」をサポートしていくことが、
アイシンクの最大の使命と考えております。

03-5909-0912
平日 9:00〜18:00 (土日祝除く)
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