PM研修の費用相場は?見積もり時に確認すべき条件を整理
プロジェクトマネジメント(PM)研修の導入を検討する際、まず気になるのが費用感かもしれません。
研修形式ごとの概算レンジを把握し、見積もり時の条件を明確にすることが、費用対効果の高い研修実現の鍵となります。
研修形式別 費用相場(目安)
| 研修形式 | 費用相場(目安) |
|---|---|
| 公開講座 | ¥30,000〜¥80,000/日 |
| 人企業内研修(一式) | ¥300,000〜¥1,000,000/日 |
| オンデマンド(サブスク/年間) | ¥50,000〜¥150,000/人 |
PM研修の主な料金項目を分解
提示される見積もりには、様々な項目が含まれます。
受講料に教材費が包含されていたり、フォローがオプションとしての考え方であったりと、研修会社・見積もり仕様によって条件がことなる場合がありますので、内訳を明確にし、総額との整合性を確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受講料 | 講座の難易度や日数により変動 |
| 教材費 | テキスト、ワークブックなどの制作費用 |
| 会場費・配信費 | 会場利用料やオンライン配信プラットフォームの利用料 |
| サポート費用 | 事前準備、当日の運営サポート |
| 事前・事後のフォロー | 受講者の研修前スキルの測定、研修後の効果測定・定着度確認、個別相談、メールサポートなど |
見積で外せない合意事項
費用だけでなく、研修の成功を左右する以下の項目は、事前に文書で確定し合意を得る必要があります。
| 項目 | 合意すべき内容 |
|---|---|
| 目的・到達目標 | 「受講後に何を達成できるか」の明確化 |
| 評価方法 | 研修効果を測る具体的な指標 |
| 運営体制 | 講師のプロフィールや実績、運営窓口の有無 |
| 事後支援の有無と範囲 | 研修後のフォローアップの具体的な内容 |
これらの条件を明確にすることで、単なる「料金」ではなく、「投資対効果」としての研修費用を適切に判断するポイントになります。
PM研修で何が身につく?成果から逆算して設計
PM研修は、単なる知識習得に留まらず、事業成果に直結する実務スキルの獲得を目指して設計されます。
習得スキルと事業成果の紐付け
研修では、プロジェクトを成功に導くための以下のような中核スキルを、納期遵守率やコスト超過率といった業務KPIと紐付けて学びます。
- 計画策定
- 進捗管理
- 品質管理
- 利害関係者(ステークホルダー)対応
即実務に効く演習テーマ例
学んだスキルを定着させるため、プロジェクトの開始から完了までをシミュレーション形式で体験する演習を研修に組み込むことができます。
- プロジェクト憲章作成
- WBS(作業分解構成図)作成
- リスクレビュー
などです。
業務KPIとの接続で効果を可視化
研修効果は、業務KPIとの接続によって初めて明確になります。研修前後の、プロジェクトにおける「納期遵守率」「品質指標」「コスト超過率」などをベースライン比で追うことで、具体的な改善効果を観測することができます。これにより、受講者自身の成長と組織貢献が実感できます。
PM研修の形式選択|オンラインか対面かハイブリッドか
PM研修の成功は、目的に合った適切な形式選びに大きく影響します。受講者の環境やゴールに応じて、最適な選択をしましょう。
目的別の形式選び
| 研修形式 | 特徴・活用シーン |
|---|---|
| オンライン研修 | 多拠点参加や時間制約がある場合に有効。反転学習(予習必須)との相性もよいでしょう。 |
| 対面研修 | チームビルディングや、高度な交渉・利害調整のロールプレイなど、演習の深掘りに適しています。 |
| ハイブリッド型 | 知識定着を促すために最も推奨されます。 |
効果的な実施スケジュール例
知識習得から定着までを促すため、複数の形式を組み合わせた三段構成がおすすめです。
| フェーズ | 実施内容 |
|---|---|
| 事前 | オンデマンド学習(基礎知識のインプット) |
| 本編 | 集合形式またはライブ配信(深い演習とディスカッション) |
| 事後 | フォローアップ研修(実務への適用と定着のためのディスカッション) |
形式ごとの向き不向きを理解し、研修効果を最大化しましょう。
PM研修カリキュラムの作り方
PM研修のカリキュラムは、新人・中堅・PMO候補など対象別の到達目標を明確に定め、現状診断に基づき最短で目標達成できる順序で学びます。
短期集中と段階学習の役割分担|どちらを選ぶ?
| 学習タイプ | 役割・狙い |
|---|---|
| 短期集中 | チーム内の共通言語の統一に焦点を当てます。 |
| 段階学習(プログラム型) | 現場課題の反復を通じて知識の定着を狙います。 |
いずれも、座学だけでなく演習を重視することで、研修の効果を高めます。
一日の構成(例)
導入・目標の確認 → 座学 → 演習・ディスカッション → 座学 →ふりかえり・質疑応答

目的に合った設計で、実効性の高い研修を目指しましょう。
PM研修導入の社内実装!現場で回る仕組みに落とす
PM研修を単なるイベントで終わらせず、現場の成果に繋げるには段階導入が必要です。学びを業務に接続する以下のステップを踏みます。
現状診断 → 目標設定 → 設計 → 試行・本展開 →定着レビュー

アセスメント観点チェックリスト
研修設計の精度を高めるため、現状のPM成熟度を点検しましょう。
- 意思決定の流れ
- エスカレーション
- RAID運用(リスク、課題、決定、依存関係)
- WBS成熟度
- レポーティング
定着化の仕組み
研修効果を継続させるため、以下の仕組みを業務サイクルに組み込みます。
- テンプレートの標準化
- メンタリング
- 定例レビューの実施
これらの実装によって、組織全体のPM能力向上を実現しましょう。
PM研修のベンダー選定!失敗しない見極め方
PM研修導入の成否は、適切なベンダー選定にかかっています。以下の比較軸を明確にして、貴社のニーズに合うパートナーを見極めましょう。
- 業界実績
- ケース設計力(実践的な演習の質)
- 原則適用力(PMの基本原則を現場に落とし込む力)
- 評価設計の提案力
見積時に必ず確認すべき項目
契約前に以下の重要事項を必ず合意し、文書化します。
目的・成果物・講師体制・評価方法・事後フォロー・KPI取得の可否
また、助成金や社内補助規程の対象となるかを確認し、投資対効果を最大限に高めましょう。
PM研修実施に向けたアクション!今すぐできる準備
研修の実施には、「受講対象の整理」「現状課題の言語化」「費用と日程条件の整理」など、様々な準備が必要ですが、これらは時に大変な作業です。
アイシンクはPM研修の豊富な実績に基づき、最適な設計から実施準備・フォローアップまで、幅広くご相談に乗ることができます。
まずはお気軽にお問い合わせください。