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プロジェクトマネジメント研修を最大限に活かす!受講前に知っておきたい心得と準備

橋本稔
公開: 2025.06.02

プロジェクトマネジメント研修を最大限に活かす!受講前に知っておきたい心得と準備

プロジェクトマネジメント研修は、専門的な知識やスキルを体系的に習得できる貴重な機会です。しかし、ただ漫然と参加するだけでは、せっかくの時間とコストを投じても、期待したほどの効果が得られないかもしれません。

研修で得た学びを自身の確かな成長、キャリアアップ、そして所属する組織への貢献へと繋げるためには、受講者自身の「心構え」「準備」が極めて重要になります。

「研修を有意義なものにしたい」「学んだことをしっかりと身につけたい」――。そう願うすべての方へ。

本記事では、プロジェクトマネジメント研修を単なる学習イベントではなく、自身の未来を切り拓く「最高の機会」とするために、受講前にぜひ知っておいていただきたい「心得」と、具体的な準備について、私たちアイシンクの視点も交えながら詳しく解説します。

【プロジェクトマネジメント研修は「受けるだけ」ではもったいない!】

まず、なぜ研修に対する「心構え」がそれほどまでに重要なのか、その理由から考えてみましょう。

研修の成果は、受講者の心構え次第

<主体的な姿勢が、学びの質を大きく左右する>
研修の提供価値は、優れたカリキュラムや経験豊富な講師によって高められますが、最終的にその価値をどれだけ吸収できるかは、受講者自身の姿勢にかかっています。

「教えてもらう」という受け身の姿勢ではなく、「自ら学び取る」「積極的に吸収する」という主体的な姿勢で臨むことで、同じ研修を受けても、その理解度やスキルの定着度は格段に変わってきます。疑問を持ち、積極的に質問し、議論に参加する。この能動的な関与こそが、学びの質を決定づけるのです。

<研修はゴールではなく、スタートライン>
数日間の研修で、プロジェクトマネジメントのすべてをマスターできるわけではありません。研修は、あくまで知識やスキルの基礎を学び、自身の課題を発見し、さらなる成長への意欲を高めるための「スタートライン」です。

研修で得た知識や気づきを、研修後の実務でどのように活かし、継続的に学びを深めていくか。その意識を持つことが、研修の成果を真に意味のあるものにするために不可欠です。

アイシンクが考える「理想の受講者像」

私たちアイシンクでは、研修を通じて共に成長できる、以下のような意欲を持った方々との出会いを大切にしています。

<積極的に学び、成長を続ける意欲のある方>
現状に満足せず、常に新しい知識やスキルを吸収し、自らを高めていきたいという強い成長意欲をお持ちの方。研修の場を最大限に活用し、貪欲に学びを得ようとされる姿勢を歓迎します。

<チームや組織に貢献したいという思いのある方>
研修で得た学びを、個人のスキルアップだけに留めず、所属するチームや組織全体のパフォーマンス向上、課題解決に繋げたいという貢献意欲をお持ちの方。そのような思いを持つ方々と共に、より良いプロジェクト、より良い組織を創り上げていきたいと考えています。

研修前の心得|目的意識と準備が成功の鍵

充実した研修期間を過ごし、最大の効果を得るためには、研修前の準備が非常に重要です。

目的意識の明確化

研修に臨む上で、最も重要な準備と言っても過言ではありません。以下の問いを自問自答し、研修の目的を具体的にイメージしましょう。

<なぜ研修を受けるのか?>
: プロジェクトリーダーに任命されたため、現在のプロジェクトで課題を感じているため、キャリアアップのため

<何を学びたいのか?>
: リスク管理の手法、アジャイル開発の進め方、チームメンバーとの効果的なコミュニケーション方法

<研修後、どうなりたいのか?>
: プロジェクト計画を自信を持って作成できるようになりたい、チームを円滑に運営できるようになりたい、PMP®資格を取得したい

目的が明確であればあるほど、研修中に何を重点的に学ぶべきか、どのような質問をすべきかが自然と見えてきます。モチベーションも高まり、学びのアンテナが鋭敏になります。

事前学習

可能な範囲で事前学習を行うことで、研修内容の理解度が深まり、よりスムーズに研修に入ることができます。

<プロジェクトマネジメントの基礎知識の確認>
もし基礎知識に不安があれば、入門書やウェブサイトなどで基本的な用語(PMBOK®WBSQCD、ステークホルダーなど)やプロジェクトのライフサイクルなどを確認しておくと良いでしょう。

<関連書籍や記事を読む>
研修テーマに関連する書籍や記事に目を通しておくことで、背景知識が深まり、研修での議論や演習にも積極的に参加しやすくなります。

<用語集の確認>
専門用語が多く使われることが予想される場合は、事前に用語集などを確認しておくと、講義内容の理解がスムーズになります。

<アイシンクが提供する事前学習資料の活用>
もし弊社から事前課題や参考資料が提供されている場合は、必ず目を通し、準備しておきましょう。研修効果を高めるために特別に用意されたものです。

もちろん、業務が多忙で十分な事前学習時間を確保できない場合もあるかと思います。その場合でも、前述の「目的意識の明確化」だけでもしっかりと行っておくことが、学習効果に大きく影響します。

業務上の課題の整理

日頃の業務で直面しているプロジェクトマネジメント上の課題や、疑問に思っている点を具体的に洗い出しておきましょう。

<研修で解決したい課題を明確にする>
「スケジュール遅延が常態化している」「チーム内の情報共有がうまくいかない」など、研修を通じて解決策のヒントを得たい課題を具体的に言語化します。

<質問事項をリストアップ>
課題に関連して、講師に直接聞いてみたいこと、他の受講者の意見を聞いてみたいことなどをリストアップしておくと、研修中の質疑応答時間を有効に活用できます。

自分自身の課題と研修内容を結びつけることで、学びがより「自分事」となり、記憶への定着と実践への意欲が高まります。

体調管理

基本的なことですが、意外と見落としがちです。

<万全の体調で研修に臨む>
研修は集中力を要します。睡眠不足や疲労が溜まった状態では、せっかくの研修内容も頭に入ってきません。前日は十分な睡眠をとり、万全の体調で臨めるように自己管理を徹底しましょう。

研修中の心得|積極的な姿勢で学びを深める

いよいよ研修本番。ここでは、研修期間中の効果的な過ごし方について解説します。

積極的な参加

受け身の姿勢では、得られる学びは限られます。

<発言、質問、議論への参加>
理解できない点があれば積極的に質問する、グループワークでは自分の意見を述べる、他の人の意見に耳を傾け議論に参加するなど、主体的に関わることを意識しましょう。アウトプットすることで理解が深まります。

<他の受講者との交流>
様々なバックグラウンドを持つ他の受講者との交流は、新たな視点や気づきを得る絶好の機会です。休憩時間なども活用し、積極的にコミュニケーションを図りましょう。

効果的なノートの取り方

後々の復習や実践に役立つノートを作成しましょう。

<ポイントを絞ったメモ>
講師の話をすべて書き取るのではなく、重要だと感じたキーワード、自分にとって新しい知識、後で調べたいこと、業務に応用できそうなアイデアなどを中心にメモします。

<図や表を活用>
複雑な概念やプロセスは、図やマインドマップなどを使って視覚的に整理すると、理解しやすく記憶に残りやすくなります。

<後で見返しやすい工夫>
日付やテーマを明確にし、疑問点や自分の考えを書き加えるなど、後で見返したときに内容をすぐに思い出せるように工夫しましょう。

講師や他の受講者からのフィードバックの受け止め方

演習やディスカッションでは、フィードバックを受ける機会があります。

<素直に受け止める>
自分とは異なる意見や、耳の痛い指摘もあるかもしれません。しかし、それらは成長のための貴重なヒントです。感情的にならず、まずは素直に受け止める姿勢が大切です。

<改善につなげる>
フィードバックの内容を客観的に分析し、自身の行動や考え方を改善するためにどう活かせるかを考えましょう。

時間管理

研修プログラムを円滑に進めるため、基本的なルールを守りましょう。

<遅刻、欠席をしない>
やむを得ない場合を除き、時間通りに参加することは基本です。他の受講者や講師への配慮でもあります。

<課題に期限内に取り組む>
もし研修中に課題が出された場合は、期限を守って取り組みましょう。計画的に時間を管理することもプロジェクトマネジメントの重要な要素です。

研修後の心得|学びを定着させ実践につなげる

研修で得た知識やスキルを「本物」にするためには、研修後の行動が決定的に重要です。

復習の重要性

記憶は時間とともに薄れていきます。学んだことを忘れないうちに復習しましょう。

<研修資料の見直し>
配布された資料や自分のノートを、研修後なるべく早いタイミングで見返します。

<ノートの整理>
研修中に取ったメモを整理し直し、自分なりの参考書として完成させます。

<学んだ内容の要約>
研修で学んだ重要なポイントを、自分の言葉でまとめ直したり、同僚などに説明したりすることで、理解度が飛躍的に高まります。

実践への応用

知識は使ってこそ価値があります。

<業務で学んだことを意識的に活用>
日常業務の中で、研修で学んだ考え方や手法を意識的に取り入れてみましょう。例えば、タスク管理の方法、会議の進め方、リスクの洗い出しなど、小さなことからで構いません。

<小さなことから始める>
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは自分の担当業務や、比較的小さなプロジェクトで試してみることから始めましょう。

<失敗から学ぶ>
実践すれば、必ずしもうまくいくとは限りません。しかし、「なぜうまくいかなかったのか」を分析し、次に活かすことが成長の糧となります。失敗を恐れずに挑戦する経験が、応用力を高めます。

継続的な学習

研修は学びの終わりではなく、始まりです。

<関連書籍を読む>
研修で興味を持った分野や、さらに深く知りたいテーマについて、専門書などを読んで知識を深めましょう。

<セミナーに参加する>
最新の動向や他の専門家の知見を得るために、外部のセミナーや勉強会に参加するのも有効です。

<資格取得を目指す>
PMP®などの資格取得を目標に設定することで、学習のモチベーションを維持し、体系的な知識をさらに深めることができます。

アイシンクが提供する研修後のサポートの紹介

私たちアイシンクでは、研修の効果を最大限に引き出し、皆様の継続的な成長をサポートするために、研修後も様々なご支援を提供しています。

具体的には、研修で学習された内容がどの程度定着しているかを効果的に検証し、その結果に基づいて、新たに必要な学習課題やフォローアップすべき要素を明確にいたします。さらに、研修で習得された知識を、実際の業務へと詳細に落とし込むためのサポートもご提供可能です。

また、特定のプロジェクトマネジメント課題に直面された際には、経験豊富なコンサルタントによる専門的なコンサルティングも実施いたします。研修後も継続的なサポートを通じて、皆様のスキルアップと組織の成長に貢献してまいります。

研修を「最高の機会」にするために

プロジェクトマネジメント研修を最大限に活かすためには、受講前の「目的意識の明確化」と「周到な準備」、研修中の「積極的な参加」と「効果的な学習」、そして研修後の「継続的な復習と実践」という一連の心得が不可欠です。

これらのステップを意識的に踏むことで、研修は単なる知識習得の場を超え、自身のスキルアップ、キャリア形成、そして組織への貢献を実現するための、まさに「最高の機会」となり得るのです。

研修への参加は、未来の自分への貴重な投資です。ぜひ、本記事でご紹介した心得を胸に、主体的に、そして前向きに研修に臨んでください。
一つ一つの学びを大切にし、実践へと繋げていくことで、必ずや大きな成長を実感できるはずです。私たちアイシンクは、皆様の挑戦を心から応援しています。

アイシンクのプロジェクトマネジメント研修にご興味をお持ちの方、ご自身の状況に合わせた研修プログラムについて相談したい方、その他ご質問などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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著者情報
プロジェクトマネジメント系講座
橋本稔

大手電機メーカーにて、光ディスク読取り装置の設計に従事、その後同社ゲーム事業子会社にて、ネットワーク事業企画、オンラインゲーム基盤開発、オンラインコミュニティサービス開発運営、M&A、研究開発など、多岐にわたる様々な領域で、プロジェクトマネジメントの経験を持つ。
講座では、多様なプロジェクトマネジメント経験を基に、理論と共に実践で役立つノウハウを伝えている。


あらゆるお客様の「プロジェクトの成功」をサポートしていくことが、
アイシンクの最大の使命と考えております。

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