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【2026年版】プロジェクトマネジメント資格一覧と研修比較|PMP®資格・P2M・IPA・PRINCE2®の受験要件・費用・難易度を徹底解説

横田淳一
公開: 2026.03.16  更新: 2026.03.17

【2026年版】プロジェクトマネジメント資格一覧と研修比較|PMP®資格・P2M・IPA・PRINCE2®の受験要件・費用・難易度を徹底解説

 

「プロジェクトマネジメントの資格を取得したいけれど、種類が多くてどれを選べばよいかわからない」——このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

プロジェクトマネジメント関連の資格は、国際的に認知されているものから日本国内で高い評価を得ているものまで、複数の選択肢が存在します。本記事では、主要4資格(PMP®資格、P2M、IPA プロジェクトマネージャ、PRINCE2®)について、2026年の最新情報を踏まえて徹底比較します。

プロジェクトマネジメント資格の全体像

プロジェクトマネジメント資格を検討する際、まず押さえておきたいのが「4つの系統」です。

国際標準資格(PMI系)

PMI(Project Management Institute)は、米国に本部を置く世界最大のプロジェクトマネジメント専門団体です。PMP®(Project Management Professional)資格は、グローバルで最も認知度の高いPM資格として知られています。

PMI認定資格には階層があり、CAPM®資格(入門)→ PMP®資格PgMP®資格(上位)とステップアップできます。

日本発の資格体系(PMAJ系)

PMAJ(日本プロジェクトマネジメント協会)が運営するP2Mは、単一プロジェクトだけでなく「プログラムマネジメント」の視点を重視する日本独自の資格体系です。

PMC(コーディネーター)→ PMS(スペシャリスト)→ PMR(レジスタード)の3段階で構成されています。

国家資格(IPA系)

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が実施するプロジェクトマネージャ試験は、情報処理技術者試験の最高難度「レベル4」に位置づけられる国家資格です。2026年度からはCBT方式に移行することが発表されています。

英国発のプロセス標準(AXELOS系)

PRINCE2®は、英国政府が開発したプロジェクトマネジメント手法に基づく資格です。Foundation(基礎)→ Practitioner(実践)→ Professional(上級)の3段階に分かれています。

主要4資格の詳細比較|受験要件・費用・難易度

項目 PMP® P2M PMS IPA PM PRINCE2® Practitioner
運営団体 PMI(米国) PMAJ(日本) IPA(日本) PeopleCert/AXELOS
受験料 $555(非会員) ¥39,270 ¥7,500 約¥50,000
推定合格率 約60% 約50〜60% 約14% 約70〜85%(認定研修受講者)
実務要件 36ヶ月以上 PMC取得 なし Foundation取得
研修要件 35時間必須 なし なし 認定研修推奨
更新 3年/60PDU なし なし 3年

PMP®(Project Management Professional)資格

グローバルで最も権威のあるPM資格です。

  • 受験資格:36ヶ月以上のPM経験 + 35時間公式教育
  • 試験形式:180問/230分(CBT) ※2026年3月現在
  • 費用総額目安:¥195,000〜¥350,000(研修・教材・受験料含む)
  • 更新要件:3年ごとに60PDU(Professional Development Units)

P2M PMS(プロジェクトマネジメント・スペシャリスト)

日本発のプログラムマネジメント視点を含む資格です。

  • 受験資格:PMC資格の取得
  • 試験形式:CBT択一・穴埋め式/100問/150分
  • 費用総額目安:¥61,320〜¥111,320(PMC受験料¥17,050 + PMS受験料¥39,270 + 教材費)
  • 更新要件:なし(永久資格)

IPA プロジェクトマネージャ試験

IT業界で高く評価される国家資格です。

  • 受験資格:なし
  • 試験形式:午前II/午後I/午後II(2026年度〜CBT移行)
  • 費用総額目安:¥12,500〜¥42,500
  • 更新要件:なし(永久資格)

PRINCE2® Practitioner

プロセス重視の英国発資格です。

  • 受験資格:Foundation取得
  • 試験形式:68問/150分(オープンブック)
  • 費用総額目安:¥150,000〜¥250,000(研修込み)
  • 更新要件:3年ごと

 

資格取得に必要な研修と学習時間の目安

PMP®資格:35時間公式教育の選び方

PMP®受験には35時間の公式教育が必須です。
ATP(Authorized Training Partner)認定研修を受講することで、公式教材と専門講師のナビゲートによる迷いなく合格へと突き進めます。

形式 メリット デメリット
対面研修 集中しやすい環境を作りやすい 指定会場に集合が必要
オンラインライブ 場所を選ばない 通信環境が必要
eラーニング 自分のペースで学習 モチベーション維持が課題

推奨学習時間:研修35時間 + 自習100〜150時間

P2M:PMCからPMSへのステップアップ

  • PMC取得:50〜80時間
  • PMS取得:100〜150時間

P2M標準ガイドブック(改訂4版、2024年発行)を使用して学習を進めてください。2025年秋以降は改訂4版が試験範囲の基準となります。

IPA PM:国家試験対策

  • 午前対策:30〜50時間
  • 午後論文対策:80〜120時間
  • 合計目安:140〜220時間

2026年度CBT移行への準備として、キーボード入力での論文作成に慣れておくことをおすすめします。

PRINCE2®:認定研修の位置づけ

  • Foundation:研修3日間 + 自習20〜30時間
  • Practitioner:研修2日間 + 自習30〜50時間

比較的短期間で取得できる点が魅力です。認定研修を受講した場合の合格率は約70〜85%と高い水準にあります。

キャリア・業界別|あなたに最適な資格の選び方

IT業界でのキャリアアップを目指す方

推奨:IPA PM → PMP®資格へのステップアップ

国内での評価が高いIPA資格で実力を証明し、その後グローバル資格であるPMP®を取得する流れが効果的です。

製造業・建設業でプロジェクト管理を行う方

推奨:P2M

複数プロジェクトを統合管理する「プログラムマネジメント」の視点が、製造業・建設業の実務に適しています。

外資系企業・海外案件に携わる方

推奨:PMP®資格またはPRINCE2®

  • 米国系企業との取引が多い場合 → PMP®資格
  • 欧州系企業との取引が多い場合 → PRINCE2®

すぐに資格を取得したい方

推奨:PRINCE2® FoundationまたはP2M PMC

実務経験要件がなく、短期間で取得可能です。

 


2026年の最新動向|資格取得を考える際の注意点

IPA試験のCBT移行(2026年度〜)

  • 試験日程の柔軟化(年1回から複数日程へ)
  • キーボード入力での論文解答
  • 全国テストセンターでの受験が可能に

PMBOK®ガイド第8版の発行

2025年11月にPMBOK®ガイド第8版が発行されました。英語版PDF・Kindle版は既に公開されており、日本語版は2026年前半のリリースが予定されています。
現時点でPMP®試験を受験される方は、第7版の内容で問題ありません。
なお、2026年7月からPMP®試験の新試験内容(ECO)への段階的な移行が予定されています。

P2M標準ガイドブック改訂4版の活用

試験範囲の基準は「P2M標準ガイドブック」です。改訂3版(2014年発行)から改訂4版(2024年発行)への移行が進んでおり、2025年秋以降は改訂4版が試験範囲の基準となる予定です。これから学習を始める方は、最新の改訂4版を使用することをおすすめします。


まとめ|目的に合った資格選びで効果的なキャリアアップを

資格 特徴 おすすめの方
PMP®資格 グローバル最高の認知度 外資系・国際プロジェクト従事者
P2M プログラムマネジメント統合 製造業・建設業のPM
IPA PM 国内IT業界での高評価 IT業界でのキャリアアップ志向者
PRINCE2® プロセス重視、短期取得可能 欧州案件従事者、早期取得希望者

 

資格選びの判断基準は、キャリア目標(国内かグローバルか)、業界特性投資可能な時間・費用取得スピードの4点です。


アイシンクでは、プロジェクトマネジメントスキルの向上を支援するさまざまな研修プログラムをご用意しています。
PMP®資格取得に必要な35時間公式教育に対応した研修から、実務で即活用できる実践的なワークショップまで、皆様のニーズに合わせたプログラムを提供しています。

資格取得を目指す方も、まずは基礎からしっかり学びたい方も、ぜひアイシンクの研修プログラムをご検討ください。

 


著者情報
プロジェクトマネジメント系講座
横田淳一

大手電機メーカーにて、民生用ビデオカメラ、映画館向けデジタルシネマシステム、病院向け映像統合システムの設計に於いて、プロジェクトマネジメントの経験を持つ。
講座では、理論と経験談を基にした実践で役立つ内容を伝える。


あらゆるお客様の「プロジェクトの成功」をサポートしていくことが、
アイシンクの最大の使命と考えております。

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